「障がい者の芸術文化活動をささえるセミナーin久留米」に参加しました

9月21日(金)に、福岡県障がい者芸術文化活動普及支援センター(SCORE)が主催するセミナーに参加しました。

会場は久留米シティプラザという2016年に開館した新しい文化施設です。会場入り口には今回のシンポジウムで登壇するパネリストが活動している福岡県や佐賀県の就労支援事業所による物販コーナーや、芸術文化活動支援相談コーナーが設置されていました。

 

初めにNPO法人らいふステージの障害のあるメンバーとスタッフで構成されたロックバンド「Vivimos」による演奏が行われました。「Vivimos」は、2015年に施設内での余暇活動として始められましたが、徐々にその活動を広げ、昨年はコンサートツアーやイベント参加など、県内外合わせて40ヶ所で演奏活動を行われたとのことでした。

 

続いて、「芸術文化活動をささえる講演会」と題して、九州大学大学院芸術工学研究員助教の長津結一郎氏の講演がありました。

障害とアートに関する法制度を体型的に説明し、「アール・ブリュット」「アート」「音楽」といったものの定義を見直す、大変興味深い内容でした。

また、障がいの有無やマジョリティ・マイノリティ、支える/支えられるといった境界線の存在を疑い、揺さぶっていくことは私たちの活動において常に考え続けていくべきことだと感じました。

 

お昼休憩を挟んで午後は、福岡や佐賀の事業所で障がいのある人たちの表現活動に携わる4名のパネリストによる「芸術文化活動をささえるシンポジウム」が開かれました。

株式会社LikeLabの北岡史明氏は就労支援B型事業所「studio nucca」の活動を、NPO法人らいふステージの早瀬睦氏は「Vivimos」の活動の変遷や課題について、社会福祉法人福岡コロニー「なのみ工芸」で和太鼓講師をしている松崎万里子氏は自身と障がいある人との体験について、医療法人清明会「PICFA」の原田啓之氏は医療法人内でB型事業所がアート活動を行うという全国でも初めての試みについて、それぞれの立場から事例報告がなされました。

 

これからの支援センターの活動に期待することとして、「事業所同士の交流・情報交換」「福祉業界で『なぜアート活動をするのか?』を問い直していく」といったことが挙げられ、このようなセミナーや相談窓口の重要性が改めて指摘され、私たち「九州障害者アートサポートセンター」としても、今後の活動につながるお話が盛りだくさんでした。

 

セミナー終了後に、会場近くにある「studio nucca」さんを見学させていただきました。

 

入ってすぐに、全国各地の福祉事業所が制作したアート雑貨のセレクトショップがあり、魅力的な商品がたくさんです。

 

奥に入るとアトリエがあり、メンバーの作品がきちんと整理されて、商品化や二次使用権販売に向けた管理がしっかりとされていました。

 

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