「関わりの中で生まれる表現ワークショップ」を開催しました。

11月7日(土)にぽんプラザホールにて、表現について学び合う「関わりの中で生まれる表現ワークショップ」を開催しました。
講師にドラマディレクターの小松原修氏をお招きし、即興演劇の手法を使ったゲームなどを通して、自分のクセやこだわり、憧れやトラウマなどが表現となっていく過程を楽しみながら体験。
新たに生まれたソーシャルディスタンスというルールの中で生まれる関係性とそこから生まれる表現を通して、舞台芸術としての表現活動が誰にでもできる可能性を探っていきました。

参加者は14名。障がいのある/なしにかかわらず、表現活動に興味のある多種多様な立場の方々にご参加いただきました。

まずはじめに、円になって自己紹介をしながら緊張をしている自分の状態を知る、ということからスタート。
その後、ゲーム形式で言葉を使わず相手を導き出すワーク、言葉から生まれる動きをジャッジするワークなどを行い、緊張をほぐしていきます。

休憩を挟み後半は、相手の動きを真似する”ミラーリング”という手法を取り入れたワークを行い、呼吸や肩の位置、癖などをよく観察して歩き方を真似していきます。
人前で堂々と動くこと、人に動きを見られる(ジャッジされる)こと、伝えること、人のことをみる(観察する)ことなど、相手の気持ちを考えなくてはならないゲームを繰り返すうちにお互いの関係が深まり”身体的な距離を保ちつつもそれぞれの関係性が近づいていく”のを強く感じました。

 

自分を知り、関係性を創り上げた上で次に行ったのは”協力して表現するワーク。
ここではチームワークが大切になっていきます。
予め個別に集めておいたお題を、言葉を使わず身体で表現。
都度シャッフルして選んだ3~4人のチームで協力して表現していきました。
このワークでは伝える側はもちろん、答える側の創造力も大切です。
それぞれの解釈や感覚の違いを楽しみつつ、それぞれのチームの表現に笑ったり驚いたり、ときにはキュンとなったり。
お互いの関係がより深まる時間となりました。
チームで表現するジェスチャーゲームを終えて、ワークショップは終了。

 

参加した皆さんからは、
・いろんな人の面白さがみえて来て面白かった。
・物理的な距離があっても目に見えないところで繋がるワークだと感じた。
・心の距離が縮まった。
・一緒に取り組み成し遂げることでチーム感が生まれた。
などの感想があり、次回も継続して参加したいという声も多くいただきました。

 

当初昨年度の3月に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となり、新たに開催の運びとなった今回のワークショップ。
世の中のルールも様変わりし、新たに生まれたソーシャルディスタンスというルールの中で出て来た関係性から生まれた表現はとても感動的で、表現活動の可能性を充分に感じ取れる時間となりました。

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