令和8年度 第1回九州ブロック会議を開催しました。
当センターでは、九州各県の支援センターと県の担当課、連携事務局、厚生労働省の方々が一堂に会す九州ブロック会議を年に2回程度実施しています。
6月25日は、今年度第1回目の九州ブロック会議(オンライン)でした。あいにく全員の参加とはなりませんでしたが、総勢21名が集まりました。
九州ブロックの支援センターは全県昨年度に引き続き同じ団体が採択されました。県の担当課の方は入れ替わりもあり、改めて自己紹介と今年度の活動計画について共有しました。
以下、今年度の各県の注目ポイントを私の独断と偏見でご紹介します!
【佐賀県・SANC(佐賀県障がい者芸術活動支援センター)】
この「障害者芸術文化活動普及支援事業」が始まる前のモデル事業のときから運営されている、九州では一番ベテランの支援センターです。
そんなSANCさんは今年度から新規事業として「アートサポーターネットワーク」という、表現活動の指導者の人材バンクのようなものの構築に取り組むそうです。今年度は整備段階で、来年度の運用を目指すとのこと。
どんな仕組みになるのか、ぜひ参考にさせていただきたいです!
【長崎県・長崎県障害者芸術文化活動支援センター】
長崎県では、昨年度国民文化祭・障害者芸術文化祭が開催されました。そのレガシー継承が今後の大きな課題であり、目標とのこと。セミナー等の事業や商品化などさまざまな事業を予定しているそうです。
九州では2020年に宮崎県、2018年に大分県で国文祭・芸文祭が開催されました。いずれもそのときのレガシーを受け継ぎ、発展させていると感じます。好事例が同じ九州圏内にあるので、協力し合っていけると良いなと思います!
【大分県・おおいた障がい者芸術文化支援センター】
大分県の支援センターは、iichiko総合文化センターというホールと大分県立美術館(OPAM)を運営している大分県芸術文化スポーツ振興財団が受託しています。美術館でのオープンアトリエや展示、ホールでの鑑賞サポート付き公演の実施など、施設を持っているという強みを活かした取り組みが特徴的です。
また、県の方でも企業連携による商品化などにも力を入れられており、それぞれの相互作用が期待されます!
【熊本県・障害者芸術文化活動支援センター@熊本】
熊本県も九州の中ではベテランの支援センターで、長年の功績により昨年度くまもと県民文化賞を受賞されました。おめでとうございます!
それに伴い、くまモンが「アール・ブリュット パートナーズ熊本応援大使」に就任され、コラボグッズなども展開されているそうです。圧倒的人気のくまモンの発信力に期待です!
【宮崎県・宮崎県障がい者芸術文化支援センター】
宮崎県では毎年障害のある方による作品展を開催されていますが、今年からリニューアル。新しいタイトルは「ハレトケぴぴぴ ―私の日常あなたの非日常―」だそうです!なんだかとっても気になるタイトルですね。ポスターも一新、関連イベントも充実させていくそうです!
また、10月には詩や短歌など文芸をテーマにした展示にも挑戦されるとのこと。芸術のジャンルが広がることで、表現者・鑑賞者の裾野も広がっていくことが期待されます。
【鹿児島県・鹿児島県障害者芸術文化活動支援センター(KADAC)】
こちらも新規で芸術のジャンルを広げ、美術分野だけでなく、今年度から舞台や身体表現に挑戦されるそうです。
鹿児島では離島も多いですが、県内の広域や離島も含めてのワークショップを、九州外の支援センターと協働で実施するとのこと。新しい風を吹き込んでくれるのではととても楽しみです!
【沖縄県・ricca(沖縄県障害者芸術文化活動支援センター)】
沖縄県は一昨年度に支援センターが設置されました。
認知度の低さが課題とのことですが、ネットワーク形成に力を入れていて、「かぐやで風」という伝統芸能のプロジェクトの支援や石垣島での劇団によるお化け屋敷企画など、舞台芸術分野を中心にさまざまな活動を展開予定だそうです!
【福岡県・FACT(福岡県障がい者文化芸術活動支援センター)】
昨年度から「アートの現場を耕す!」と題した人材育成事業を行なっています。福祉施設の職員や特別支援学校の先生など、障害のある人の表現活動の支援者が手を動かして体験し、「そもそも表現とは?」と原点に立ち返ることが、より良い支援につながると考え、今年度は音楽編と造形編で実施します。机の上では学ぶのが難しくても、体感することで腹落ちすることはきっとたくさんあると思います!
そして、九州障害者アートサポートセンターでは、今年度一つの取り組みとして、九州各県の文化施設や特別支援学校・支援学級を対象にしたアンケートを実施します。
文化施設にはバリアフリー設備の整備状況、合理的配慮の対応事例、障害のある人の表現機会などについて、特別支援学校には日々の美術・図工や音楽の授業のなかでの工夫や、発表の方法・課題、外部からアーティストを招聘して授業をすることなどについてお尋ねしています。
これらの結果を踏まえて、支援センター×文化施設、支援センター×教育現場などの連携の可能性を探っていきます。
ここには書ききれていない、さまざまな取り組みについても九州全体で手を取り合って進めていきたいと思います!
